アロエは肌に塗ってよし、食べて良しの天然健康植物です。
アロエが配合された化粧品は数知れず。
アトピーにも良いと噂のアロエ。
アロエのどういう成分、効能がアトピーに効くのか? 私自身もアトピーなので、調べてみました。
アトピー用の化粧品にアロエが入っているケースはよくあります。
アロエは昔から「医者いらず」と呼ばれたり、やけどの民間療法薬として活躍してきました。
確かにアロエは優れモノですが、アトピーにはどう作用するのでしょうか?
また、アロエのどういう成分がアトピーによいのでしょうか。
アロエの主成分を以下にまとめます。
アロエ注意。
アロエの成分・効能は一般的に言われているもので、医学的根拠があるとは限りません。
アロエの成分のうち、スキンケアとしてアトピーに効果が期待できるのは「アロエシン・アロエチン・ムコ多糖類」でしょうか。
アトピー性皮膚炎の人は、しばしばかゆみから皮膚を血が出るまでかきむしって、傷にしてしまいます。
傷口にステロイド剤は逆効果。
となると消毒をしながら肌の保護をするわけですが、その際にアロエの殺菌・抗菌作用や保湿作用は有効に働くように思います。
もっとも傷口や炎症の程度によっては、もっと強力な消毒軟膏や抗菌剤入りのステロイドを使うべきでしょう。もちろん皮膚科医の指示のもとで、です。
アトピーの私もアロエ化粧品は愛用しています。
ただアロエだけでアトピーが治療できるわけではありません。
アロエだけを肌に使って脱ステロイドを勧めるサイトもありますが、素人判断でステロイドを急にやめるとかなりひどいことになります。
私が身をもって体験したので間違いありません。
好転反応などという言葉もありますが、私の場合はステロイドをやめて半年ほどとんでもないアトピー症状に苦しんで、苦しみに耐えかねて皮膚科を受診しました。
それで適量のステロイドを使い、回復しました。
半年間のアトピー地獄は短いですか?私の我慢が足りないだけですか?
とてもそうは思えません。
しかも、ステロイドを再開してアトピーは改善したものの、脱ステロイドをする前と比べて特に症状が良くなったわけではないです。
今はこまめにスキンケア、必要量のステロイドを使うことで症状は落ち着いています。
顔に関してはプロトビックという非ステロイドのお薬もよく効いています。
症状が落ち着くことで、脱ステロイドを諦めた直後よりもずっとステロイド量が減りました。そもそも脱ステロイドをする前よりも減っています。
アトピーの「治療」は、信頼できる皮膚科医と二人三脚で行うのが一番です。
そして、「治療」だけではない日常のお手入れは自分で行うわけです。
例えばアロエなどで。
アトピーと脱ステロイドについて、アロエから脱線してしまいました。
アトピーにアロエが「効く」かははっきりとした根拠はありません。
でも、自分の肌に合った化粧品(それはアロエだけとは限りません)で丁寧に保湿、お手入れ、スキンケアをしてあげたら、アトピー症状も徐々に落ち着いてきます。
私の場合はアロエがよく合っていました。
「アロエがあれば何でも大丈夫!」ではなく、アロエのいいところを上手く取り入れてアトピーの改善の助けとしましょう。